友人と巡る2泊3日の岐阜サウナ旅②:Kanzaki Sanga Sauna編

神崎ブルーに包まれながら、自然とととのう。

岐阜の山あいにひっそりと佇む「Kanzaki Sanga Sauna」は、まさに“自然とサウナがひとつになる”場所でした。

前回訪れた「新岐阜サウナ」を朝に出発し、車で約1時間。

山道を抜けると、目の前に広がるのは濃い緑と澄んだ空気。街の喧騒を離れ、ゆっくりと時間が流れていく――そんな場所に、このサウナはありました。


念願の新施設サウナへ

このKanzaki Sanga Saunaは、2025年7月2日にオープンしたばかりの新しい施設です。

今回の岐阜サウナ旅の中でも、この場所を訪れることが一番の目的でした。

このサウナを手がけたのは、岐阜の名店「大垣サウナ」の支配人・とおるさん。

サウナ愛にあふれる方で、その想いがこの施設のすみずみにまで込められています。

引用先:https://sangasauna.com/news/250918-1/


日本初の広葉樹ログハウスサウナ

施設の目玉は、広葉樹で作られたログハウスサウナ。

この建物を手がけたのは、長野県のログハウス建築会社「LOGRAF」。

実は私自身、以前LOGRAFの松田さんが主催した「チェンソーでログハウスを作るイベント」に参加したことがあり、そのときに感じた木の温もりや香りを今でも覚えています。

その松田さんが手がけたサウナ――そう思うと、訪れる前から親近感がありました。

広葉樹は針葉樹に比べて重く、加工も難しいため、建築には大変な労力がかかるそうです。

それでもあえて広葉樹を使うのは、「自然の生命力をそのままサウナに宿したい」という想いがあったから。

まさに日本初の“広葉樹サウナ”です。


サウナ①ログハウス

Kanzaki Sanga Saunaには2種類のサウナがあります。

  • 貸切のログハウスサウナ
  • パブリック利用のコンテナサウナ

今回は残念ながらログハウスは予約が取れず、コンテナサウナを利用しました。

ただ、オープン前に少しだけログハウスの中を見学させてもらいました。

ログハウスサウナの中は、檜の薪とHUUMストーブで柔らかく湿度の高い空間。

木の香りが心地よく、光の差し込み方も美しい。

「次は絶対ここに入りたい」と思わされるほど、静かで優しい雰囲気でした。


サウナ②コンテナサウナ

コンテナサウナには、大型のHarviaストーブが設置され、セルフロウリュも可能。

サウナ室は広く、しっかりと熱を感じながらも息苦しさがありません。

そして特筆すべきは、大きな窓から見える景色。

目の前には緑の木々、そして清流・神崎川。

まるで森の中でととのっているような、開放感に包まれます。

窓の外には「バス停の時計」のような“12分時計”が設置されていて、思わず微笑んでしまうような遊び心もありました。


水風呂①神崎ブルー

サウナを出たら、いよいよこの施設の最大の魅力へ。 

神崎ブルーと呼ばれる青く透き通った神崎川です。

サウナ室を出てから川までは徒歩1分ほど。

水面に近づくにつれ、目の前の景色がどんどん青く輝いていきます。

川の水は、鍾乳洞から流れる伏流水。

硬度90の中軟水で、静岡の「サウナしきじ」と同じ水質なのだとか。

思いきって川へダイブ。

冷たいというよりも、全身が包み込まれるような感覚。

流れに身をまかせながら、ただ自然に溶けていくような心地よさ。

“青すぎる川に流される”――この言葉がぴったり。

この瞬間のためにここまで来た、と思えるほどの体験でした。


水風呂②池のような水風呂

川から上がった後は、もう一つの水風呂へ。

とおるさんが自ら作ったという池のような水風呂です。

こちらは硬度18の超軟水。

肌にまとわりつくような柔らかさで、まるでミネラルウォーターに浸かっているよう。

川の刺激的な冷たさとは対照的に、穏やかで落ち着く心地。

2つの異なる水質を体験できるのは、この施設ならではの贅沢です。

さらに、サウナ室のすぐ横にも16度の水風呂と湯船があり、その日の気分で組み合わせを変えられるのも楽しいポイント。


内気浴スペース

サウナと水風呂のあとは、内気浴スペースへ。

大きな窓からは山々の緑が広がり、椅子に座るだけで心が落ち着いていきます。

雨の日でも安心して休めるのがうれしいところ。

外気浴とはまた違った「静かなととのい時間」がここにはあります。

引用先:https://saunabrosweb.jp/pickup_kanzakisangasauna-2/2025/07/15/


作り手の想いを感じる時間

帰り際には偶然、とおるさんご本人にお会いできました。

自ら作った水風呂の温度や状態を丁寧にチェックしていて、サウナにかける想いがひしひしと伝わってきます。

受付では少しだけお話をし、「われらサウナ人」と書かれたボードの裏話も教えてもらいました。

これは大垣サウナにある黒石盤の原本だそうですが、Kanzaki Sanga Sauna版では「サウナに入って美人になった人もいる」という一文が抜けているとのこと。

(大垣サウナは男性専用のためだそうです。)

とおるさんが嬉しそうにその話をしてくれたのが、とても印象的でした。


まとめ ― 自然と人の想いがつながるサウナ

Kanzaki Sanga Saunaは、ただの「自然の中のサウナ」ではありません。

木の温もり、川の青さ、そして人の想い――そのすべてが調和した“生きているサウナ”です。

自然と一体になれる感覚を味わいたい人、そして本物の「ととのい」を体験したい人に、心からおすすめしたい場所でした

📍施設情報

Kanzaki Sanga Sauna(神崎サンガサウナ)

岐阜県関ケ原町神崎エリア

2025年7月2日オープン

公式サイトはこちら:https://sangasauna.com

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