友人と巡る2泊3日の岐阜サウナ旅③:田辺温熱保養所編

第二の家

神崎サンガサウナを出発して大垣市へ。3つ目の施設は、岐阜に来る最大の目的地・田辺温熱保養所。

訪問はこれで4回目。ここはサウナ施設ではなく、のどかな土地に佇む広い一軒家。私にとっては“第二の家”だ。

「田辺」の看板の“家”

道の先に、はっきりと「田辺」と書かれた表札。ここは田辺さん家だ。

引き戸を開けると、やわらかな薬草の香りがふっと広がり、奥からお母さんとお父さんの声がする。

東京から行く私たちは、いつも小さな手土産をそっと渡す。

包みを受け取るお母さんの笑顔に、思わず「ただいま」と口にしてしまう。

引用:https://aun-web.jp/spot/spot-8867.html

①薬草の蒸し風呂

ここでのサウナ体験は2工程。まずは薬草の蒸気で満たされた、樽型の蒸し風呂へ。

・体感高さは約3m、男女別。
・まず体をさっと洗い、最大4名で入室可。
・小さな四角い取っ手を開け、体をたたんで“足から”入る(初回は少しコツがいる)。
・中はほぼ真っ暗。立位のまま、足元の噴出口から立ち上る蒸気を全身で受ける。
・サウナハットもタオルも不要。裸で薬草に“蒸される”だけ。
・時計や砂時計はない。暑さの感覚を自分の基準で見極め、十分と感じたら退出。

外に出たら冷水シャワーで熱を流し、置いてある椅子で風に当たる。
私はこれを3セット。表面を焼く熱ではなく、芯を解くような湿った温もりが、身体の奥までじわっと届く。

引用:田辺温熱保養所公式サイト

②畳の部屋で休む

蒸し風呂のあとは、持参のポンチョや楽な服に着替えて畳の部屋へ。

お母さんたちが四角い木の枕と布団を敷いてくれている。

畳の香り、薬草の残り香、外の鳥の声。横になると、体の力がすっと抜けて、気づけばうとうと。

寝てもいいし、お菓子をつまんでもいい。ただごろごろしているだけでもいい。

ここでは“整えよう”と構えなくていい。ただ静かに落ち着いていく。

引用:田辺温熱保養所公式サイト

私がここに来る理由

  1. 人の温かさ 玄関の「いらっしゃい」も見送りの「またね」も、すべてが暖かい空間。その落ち着きがここを“家”だと感じさせる。
  2. 薬草のやさしさ。 蒸気と香りが息に溶けて内側まで届き、胸の固さがほどけていく。決まりに縛られず、その日の自分のペースで向き合える自由さが心地いい。

引用:田辺温熱保養所公式サイト

帰路へ

滞在は5時間制。時間に追われず、汗が静かに引くころ、湯のみのお茶で喉を潤しながら他愛もない話を少し交わす。

受付でかわいいグッズのどれを買うか悩み、靴を履いて振り返るとお父さんとお母さんが手を振ってくれる。

最後に恒例の写真を撮り、名残惜しさを抱えたまま次のサウナへ向かった。

まとめ

サウナ施設かと言われれば違うのかも。けれど、薬草の湯気と人の温かさが、私の心と体の疲れを取ってくれる。

だから田辺温熱保養所は、私にとってサウナではなく“家”。岐阜に来る理由の真ん中に、いつもここがある。

田辺温熱保養所のモットーは「健康にまさる幸福なし」。

引用:https://aun-web.jp/spot/spot-8867.html

次回予告

次回、4施設目。 大垣を語るなら外せない、あのサウナ。

📍施設情報

田辺温熱保養所

岐阜県大垣市波須1丁目515−1

公式サイトはこちら:https://tanabeonnetsu.com

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