世界初「水素サウナ」を体験してきた

10月29日〜11月9日、東京ビッグサイトで開催された
ジャパンモビリティショー(Japan Mobility Show)

その中の「未来の体験エリア」でお披露目されていたのが、
HARVIA × トヨタ共同開発の世界初・水素サウナです。

かなりレアな体験

この体験、実はかなりレアでした。

  • 7日までは完全に招待者・関係者のみ
  • 一般応募で体験できたのは 8日・9日の2日間だけ
  • 各日たった 2組(合計4組)
  • 応募倍率は約 50倍
  • 世界でも体験者は 50人ほど

そんな狭き門を運よくくぐり抜けて、
“未来のサウナ” をひと足先に体験してきました。

世界50人に選ばれて喜んでいるサウナバカです!


未来のサウナセットたち

会場に着いてまず目に飛び込んできたのは、
事前にサイトで見ていた 大きなサウナ付き移動車

その横に置かれていた、無機質な四角い機械。
近づいてみると、それが今回の主役のひとつ、
持ち運び可能な水素カートリッジでした。

↑この穴に水素ボンベを入れます↑

スタッフさんにお願いして実際に背負わせてもらうと、
リュック型で背負えるようになっているものの、正直かなり重い。
水素が漏れないよう、タンクをかなり頑丈に作っているそうです。

体験者には、特製の

  • サウナハット
  • ポンチョ

もプレゼントされました。
ロゴを斜めにすると “H₂(水素)” に見えるデザインになっていて、
細部まで“水素サウナらしさ”が効いていてテンションが上がります。

初めて水素持ちました。結構重いです!


水素サウナとは?

水素サウナは、フィンランドのサウナメーカー HARVIA と、
水素技術を推進する トヨタ自動車 が共同で開発した、新しいサウナストーブを使ったサウナです。

燃料は「水素」。
水素を燃やして出てくるのは、ほぼ 水蒸気だけ

そのため、

CO₂(二酸化炭素)が出ない

一酸化炭素も出ない

煙も出ないので、煙突がいらない

という、かなりクリーンな熱源になっています。

水素燃焼によって自然に水蒸気が発生するので、
サウナ室内の湿度は 約20% とやや高め。

カラカラのドライサウナとも違い、
フィンランドのスモークサウナのような、
しっとり・やわらかい熱 が生まれるのが特徴です。

引用先:https://saunassa.net/report_60/


トヨタとHARVIAの出会い

展示スタッフさんに聞いた裏話も、とても印象的でした。

きっかけは、フィンランドで開催されるラリーのイベント。
そこでトヨタの担当者が、現地のサウナ文化と HARVIA に出会ったことから、このプロジェクトが動き出したそうです。

モビリティ(水素で走る車)という文脈の延長線上に、
「サウナ」という“暮らしの楽しみ”を掛け合わせてみよう という発想が生まれ、

「水素でサウナを温めることはできないか?」

という問いが、今回の共同開発のスタート地点になったとのこと。

クルマで培った水素技術を“移動”以外にも広げていくチャレンジとして、
“サウナ”が選ばれたということでした。

引用先:https://car.watch.impress.co.jp/docs/news/2035705.html


水素サウナへ

いよいよサウナ室へ。

まずはロウリュなしで、水素燃焼だけの熱を体験しました。
ストーブ下でゆらめく炎が肉眼で見えるのが、まず新鮮です。

サ室の温度は約90℃ですが、体感はまるで別物でした。

引用先:https://saunassa.net/report_60/

● 柔らかい熱

ジリジリ刺さるような刺激がなく、
ふわっと包み込まれるような温かさ。

“攻めの熱”というより、
フィンランドのスモークサウナに近い、まろやかな熱の当たり方です。

● じわじわ汗が出る

水蒸気の影響で、
じわ…じわ…と汗がにじみ出る 気持ちよさ。

乾燥したサウナで「一気にドバッ」と出る汗とはまったく違う、
静かで深い発汗でした。

● 火力が上がる

途中から火力が強まり、熱量が一段階アップ。
でも“熱の角”がないので無理なく耐えられます。

長く入れるのに、しっかり熱い。
このバランスがとても絶妙でした。

ロウリュ2杯ほどかけるとしっかり肌も熱かったです。

水素の炎ずっと見てられます


未来のサウナ

水素サウナを体験して強く感じたのは、
これは単なる変わったサウナではなく、

サウナ文化の選択肢を広げる技術そのものだということです。

  • CO₂も一酸化炭素も出ない
  • 煙突がいらない
  • ストーブを置ける場所の自由度が広がる
  • 持ち運び式カートリッジで「移動式サウナ」とも相性がいい

スタッフさんによると、
今後は 「軽量化」や「家庭用としての実用化」 を目指して開発していくとのことでした。

スタッフ

スタッフ

「いつか、自宅に水素サウナを置ける時代が来るのかもしれない」


そんな未来を想像してしまう体験でした。

水素燃焼のみでサウナストーンを温められる


体験を終えて

サウナを出たあとは、チラー付きのシャワーでしっかりクールダウンし、
ととのい椅子で一息。

身体の芯までしっかり温まりきってから冷やされる感覚が心地よく、
あっという間に時間が過ぎていきました。

最後に記念として、
「サウナの窓口」のロゴとサインを書かせてもらい、会場を後にしました。

「もっと身近に水素サウナがあったらいいのに」
「またいつか、どこかで必ず入りたい」

そんな気持ちを、未来への楽しみとしてそっと胸にしまっておくような、
特別なサウナ体験でした。

意外と上手く描けた?

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